現地で見たいぜ!って方はわざわざ私のブログを読まないと思うので、この記事では私なりの楽しみ方をご紹介します。
アマゾンのボイ・ブンバを2時間以上もポケ〜っと眺めていても退屈なので、ぜひ以下に挙げるポイントを意識して見てみてくださいね!
さて、これは採点項目何番のダンサーさんでしょう?牛を愛でるような踊りをするのは・・・?
1)まずは登場する項目を覚える
この記事(⑤アマゾンのボイブンバⅢ:採点項目 - Pas-bumba)でも紹介した通り、21の項目が必ず登場します。その日に全て登場する訳ではありませんが、それでも大部分が1日に見られます。
大体司会のひとがこんな感じで叫びます。
この曲はRubra Rainhaというもの。もうガランチードでは何度も何度も使われてます。
動画の8秒ぐらいから「Rainha do folklore(ハイーニャ・ド・フォルクローレ)」と言っているのが分かりますか?採点項目の8番。
つまり、この曲では要職ダンサーの1人が点数を稼ぐ時間です。
この司会の声を聞いておくとその曲で何が起こってるか掴みやすいです。採点項目が頭に入れた状態だとなお、どこに注目すべきかが分かるので楽しめます。
動画最後の実況解説は映像化される時についたものなので気にしなくて大丈夫です。
2)テーマとその背景を掴む。
先程載せた動画は2017年のガランチードですが、テーマは「アマゾンの中心にある魔法と魅力」。
こんな背景を込めてテーマを決めました。
近年、環境汚染が懸念されているが、アマゾンの美しい土壌はギリギリ破壊から免れている状態。人々は手遅れになる前に、魔法と魅力の地・アマゾンを守ることができる。
それが分かった上でこちらを見ましょう。
これは採点項目17番のアマゾン文化からの9番守護の少女クーニャ・ポランガの流れ。
「魔法」というテーマだけを聞くとビビデ・バビデ・ブーを想像してしまいますが、しっかりテーマの背景をおさえておくとアマゾンの美しい土壌の奇跡→それを守るために闘う少女の登場と流れをうまく読むことができます。
3)曲のコンセプトを掴む
毎年21曲程度新曲(曲のことをトアーダ Toadaといいます)が発表されますが、その全てを聞き込んで覚えるのは、会場に入りたい人だけで大丈夫。
これだけ見て、何しているか分かりますか?
スペイン語圏に馴染みがある人はピンとくるかもしれませんが、1年生の
スペイン語を再履になった私には分かりませんでした。
Eldoradoという曲を用い、600〜1600年の間コロンビアの
アンデス北部に住んでいたされる民族、ムイスカの戴冠の儀式を模したパフォーマンスをしている映像です!
#そもそも #ムイスカの戴冠の儀式 #とは
ムイスカの新しい君主への戴冠式の日。未来の王はいかだでグアタビータ湖に向かう。葦で作られたいかだには、金とエメラルドの宝物を積まれるが、最も素晴らしい宝物は、新しい君主自身であった。彼は裸にされ、細かい金粉が吹き付けられた粘着性の樹脂層で完全に覆われていた。文字通り「金色の男」。大きなトランペットと歌を伴い湖岸から移動するいかだが湖の中心に到着したとき、群衆は沈黙し、黄金の供物を神聖な水に投げ入れた。
まさに4秒〜はいかだに載せられた金色の男と、いかだに一緒に乗っていたというお付きの様子です。
この黄金の男のことを聞いたスペイン国王が金やエメラルドを求めエルドラドに侵略者を送ったが、トレジャーハンターたちは金を見つけることができなかった…という伝説はご存知の方も多いでしょう。(ゴールド・ラッシュと似てますけど違いますよ!)
この動画は採点項目の「儀式」の様子。
「アマゾン」「部族(先住民)」「儀式」のパフォーマンスに該当する曲はニュアンスを理解しておくと良いです。これも曲が分からないと、エルドラドの儀式であることを理解するのは難しいでしょう。歌詞ページに翻訳をかける程度でも十分ですよ!
この単語をタイトルに含む曲はこの項目で使われがちって単語がいくつかあるので私なりにまとめてみました↓
ritual、tribal、Amazônia…をタイトルに含む曲は要チェック!
参考までにこの年の曲たちも貼っておきます
曲の背景を理解したいとは言え、わざわざ見るもの全部で調べるのも面倒じゃないですか笑。なのでこのブログでも要曲は紹介していくようにします。
抑えておくと良い3つのポイントを書いてみました。
来月には今年のボイ・ブンバが始まるということで、次回は今年のToada〜カプリショーゾ編〜と今年のToada〜ガランチード編〜を書いていきたいと思います。
今年の歌と、何度も演奏されている「お馴染みの」曲をご紹介します!